Xperia Z5 Compact E5803とE5823の違いはこれまでと異なる模様

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先日、Xperia Z5 Compactが発表されましたが、Xperia Z3 Compactと同じくE5803、E5823という複数のモデルが存在するようです。

Xperia Z3 Compactの2つのモデル(D5803、D5833)ではネットワーク帯域が異なるというものでしたが、Xperia Z5 Compactのホワイトペーパーを確認した限りではこれまでとは異なります。

調べてみたら両モデルの違いは「LTE通信規格への対応」に違いにあるようですが、詳細を書いてみたので気になる方はチェックしてみてください。

E5803とE5833の違い

まずはホワイトペーパーでそれぞれのモデルで利用可能なネットワークを確認してみます。

Xperia Z5 Compactで利用可能なネットワークバンド

Model Networks
E5803 UMTS HSPA+ 850 (Band V), 900 (Band VIII), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 20, 28, 33, 40)
E5823 UMTS HSPA+ 850 (Band V), 900 (Band VIII), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 20, 28, 33, 40)

最初このデータを見たとき誤植かと思い何度も見直しましたが、ホワイトペーパーを見る限りE5803とE5823の2つのモデルでは利用可能なネットワークに違いは無いようです。

その他に違いが無いか探す前に、3G/4G LTEネットワークの詳細を確認していきます。

参考にXperia Z3 Compact D5803/D5833も併記します。

3G Bands

Band 周波数 通信キャリア E5803
E5823
D5803 D5833
1 2100 NTTドコモ(FOMAサービスエリア)
ソフトバンク(SoftBank 3G)
アジア
2 1900 PCS
米AT&Tモビリティ
米T-Mobile
加Rogers
4 1700/2100 AWS
米T-Mobile
5 850 米AT&Tモビリティ
豪Telstra
加Rogers
ブラジルClaro
Telemig Celular
8 900 フィンランドElisa
タイAIS
豪Optus
Vodafone
ソフトバンク(プラチナバンド)

Xperia Z3 CompactではD5803のみ1700GHz(Band IV)が利用可能という違いがありましたが、Xperia Z5 Compactでは両モデル共に利用できなくなっています。これまで利用可能だったネットワークに対応しなくなるというのはあまり見たことがなかったので少し驚かされました。Band IVは主にアメリカで利用されているバンドなのですが、何か市場的な変化があったかもしれません。

4G/LTE Bands

Band 周波数 通信キャリア E5803
E5823
D5803 D5833
1 2100 NTTドコモ
KDDI/沖縄セルラー電話
ソフトバンク
タイ(AIS、dtac、truemoveH)
中国 (中国電信、中国聯通)
フィリピン(スマート)
2 1900 カナダ
中南米
3 1800 NTTドコモ (東名阪バンド)
ソフトバンク
香港 (CSL、3香港、PCCW、中国移動、SmarTone)
台湾 (中華電信、台灣大哥大、遠傳電信)
タイ(AIS、truemoveH)
豪州
欧州
中国 (中国電信、中国聯通)
4 1700/2100 米国 (AT&Tモビリティ、T-Mobile US、MetroPCS、ベライゾン・ワイヤレス)
5 850 豪州 (Vodafone)
中国 (中国電信)
7 2600 台湾(中華電信、遠傳通信、台湾之星)
タイ(予定)
TeliaSonera (北欧)
香港 (CSL、3香港、PCCW、中国移動)
豪州
カナダ
中南米
8 900 タイ(AIS、truemoveH)
ソフトバンク
欧州
中南米
中国(中国聯通)
台湾 (中華電信、台湾之星)
インドネシア
12 700 T-Mobile US (Aブロック)
AT&Tモビリティ (B、Cブロック)
13 700 ベライゾン・ワイヤレス
17 700 AT&Tモビリティ
ドコモパシフィック
20 800 欧州
28 700 NTTドコモ
KDDI/沖縄セルラー電話
ソフトバンク/ウィルコム沖縄 (旧:ワイモバイル)
台湾 (亜太電信、遠傳電信、國碁電子)
豪州 (Optus、Telstra)
ブラジル
ニュージーランド
中南米
38 - タイ(予定)
台湾(中華電信、台灣大哥大、遠傳通信、台湾之星)
欧州
ロシア
中国 (中国移動)
40 - タイ(予定)
香港 (中国移動)
豪州 (Optus)
中国
インド
南アフリカ
インドネシア (Bolt!)

4G/LTEバンドは13バンド対応と充実した対応になっているので、全世界でかなり利用しやすい機種になっているようです。目玉と言うほどではないかもしれませんが、33,40のTD-LTEに対応しているという点も特質すべき点かもしれません。

日本対応

Model NTTドコモ ソフトバンク
3G4G3G4G
E5803 1,6,19 1,3,19,21,28,42 1,8 1,3,8,11,28,41,42
E5823 1,6,19 1,3,19,21,28,42 1,8 1,3,8,11,28,41,42

両モデルの違いはLTE通信規格への対応の違い

E5803とE5823は、これまでのモデルの概念と異なり両モデル共に同じネットワークバンドに対応しており、両モデルに違いはありません。

改めてホワイトペーパーで両モデルに関する記述がないか探したところ、下記のような記述を見付ける事が出来ました。

LTE Cat4(E5803) Up to 50Mbps(upload), up to 150Mbps(download)
LTE Cat6(E5823) Up to 50Mbps(upload), up to 300Mbps(download)

LTE Cat4やCat6というのは、LTE UE Categoriesという主にLTEの通信速度(性能)を表すもののようです。詳細については、下記のページを参考にしてみてください。

LTE (携帯電話) ‐ 通信用語の基礎知識
LTE-Advanced ‐ 通信用語の基礎知識

両モデルの違いはLTE通信規格への対応の違いという事で、Cat4に対応したE5802は従来の通信規格のモデル、Cat6に対応したE5823はLTE-Advancedに対応したキャリアアグリゲーションなどが利用可能な高性能モデルという事のようです。カテゴリ6に対応したE5823では、LTE-Advancedに対応したエリアであればこれまでの最大速度150Mbpsの2倍となる300Mbpsで通信が可能になります。

まとめ

ドコモでは、2015年3月からPremium4Gという名称で、東京・大阪・名古屋の一部のエリアに限ってLTE-Advancedへの対応が開始されているようです。

PREMIUM 4GTM ~LTEは次のステージへ~

今のところ都心生活者(の一部)でなければLTE-Advancedの恩恵を受ける事は出来ないので、両モデルの使い勝手の差を実感出来る機会は少なそうです。そもそも最大通信速度の半分にも程遠い速度でしか通信出来ていない私のようなMVNO利用者にとっては、全く恩恵を受ける機会はないかもしれません。

どちらのモデルにするかは価格を確認してからと言ったところでしょうか。

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